危険な塗装業者の広告の特徴として挙げられるのは
ほぼ全部の業者が
十把一絡げ的な価格設定をしている事です
この様な情報はこれから塗り替えを考えている人にとっては
ありがたい情報かもしれませんが
家の塗り替えは大売出しのワゴンセールとは違います
確かに上記のような条件であれば
だいたいこの位の予算で出来る
と言うような見当はつけることは出来ますが
それはあくまでも参考に過ぎず
本当の見積りは実際に現場を見るまでは
解からないのが普通です
しかし彼らはこの様ないいかげんなデータを
堂々と広告に載せています
これではまるで
「うちの店にはまともな見積りの出来る人間は一人もいません」
と公言している様で
見ているこちらが恥ずかしくなってしまいます
ひどい所になると
「窓枠一箇所¥4000~」
等と書いてある広告がありますが
なぜ、この様に曖昧な書き方をするのでしょうか?
この様ないいかげんなマニュアルに沿って書かれた見積書に
いったいどれくらいの
真実があるのでしょうか?
塗装工事は流れ作業ではありません
見積りから始まり足場の撤去まで
全ての工程に経験と技術が要求されます
マニュアルで書かれた見積書には
マニュアル通りの施工しかすることは出来ません
例え施工途中に重大な欠陥を見出したとしても
施工者はマニュアル以上(見積書以上)の工事をする事はありません
それに関わっていては利益が出ないからです
これは明らかに見積もり者の見落としだと解かってはいても
それを口に出す事はありません
なぜならば見積り者は彼らの上司だからです
見積り者よ施工者たれ