トップ

あの人は仕事が丁寧だ、或はあの店は信頼できる

等々よく言われることですが

これはそうではない他の人と比べると

どこが違っているのでしょうか?

一番大きな違いは、作業に手間隙をかけているか否か

と言う事が言えるのではないでしょうか?

塗装作業における全工程においては

「塗り」その物の行為以外の工程は

時間をかければかけるほど

良い仕上がりが可能になります

刷毛塗りの作業に限りこれは当てはまりませんが

例えばケレン作業やそれに順ずる下地調整

この一番大切な部分に力を入れる事により

自然仕上がりも良くなり、塗装の持ちも良くなります

少し乱暴な展開かも知れませんが

この事を実行する事により誰でも

良い職人、うまい職人

になる事が出来ると言っても言い過ぎではないでしょう

ではナゼこのような簡単な事を

実行に移している人が少ないのでしょうか

それは店の経営と密接な関係があります

例えば"A"さんが10万円の仕事を

5万円の手間をかけて仕事をしたとします

対する"B"さんはその同じ仕事に8万円分の手間をかけました

当然"B"さんのした仕事の方が評価は高くなります

しかし"B"さんの店はそう長くは続かない事が予想できます

なぜなら彼は職人としては優秀かも知れませんが

経営者としては失格と言えるからです

仕事に手間隙をかける事は誰にでもできます

しかしそれをしていては店の経営が立ち行かなくなってしまう

"A"さんと同じ利益率で"B"さんと同じ仕事内容

これを実現させるためには全ての無駄を省き

個々のパートで限界までスピードを上げるしかありません

それでは手の動きを速くすればいいのでしょうか?

違います

手の動きを速くしただけでは仕事が荒っぽくなるだけです

皆さんレーシングバイクをご存知でしょうか?

これらは心臓部であるエンジンのチューンはもちろんの事ですが

それと同時にグラム単位での

徹底した軽量化が計られています

しかもその軽量化によって車体の剛性を失わないように

これら2つを高い次元でバランスさせています

私たちの仕事はこれほどシビアではありませんが

教えられる事が多々あるように思われます

この項ではそれらのヒントになるような事を書いて見ました

職人に対してすこしキビシイような事も

あえて書かせてもらいましたが

唯の優秀な職人以上になるためには

これ以外の方法はありません