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刷毛塗にこだわる訳 川崎市の屋根 錆止めは今更の光明鉛

下の写真は3枚の板ガラスにペンキを塗った物です

左から

ローラー塗り(長毛) ローラー塗り(中毛) ハケ塗り

ちょっと見ではどれがハケ塗りなのか或いはローラーなのか分かりません

しかし、これを太陽にかざしてみるとその違いがハッキリと分かります

刷毛塗り
ローラー塗り(中毛)
ローラー塗り(長毛)
ハケ塗りの方はそのハケ目が出ています

かたやローラーの方はそのローラー目が鱗のようになっているのが解ります

ローラーは仕上げ用の短毛もありますが

一般家屋を塗り替える場合のローラーは、ほとんど中・長毛なので

短毛の例は載せませんでした

ネタはハケ塗りで最高の調子が出るようにコミを調節しました

そのコミで3枚とも塗りましたが

ハケ塗りが一番平均的かつ厚い塗膜を形成しているのが判ります

次は塗膜表面がどのようになっているのか見てみましょう

上から、長毛・中毛・はけ・です

天井の映り込みの違いを見て下さい
ローラー塗り(長毛)
ローラー塗り(中毛)
刷毛塗り
鏡面とまでは行きませんがやはりハケ塗りが群を抜いています

しかしこの様に醜いローラー目でも

遠目で見る分には解らないため

「安く上がるならローラー塗装でやってよ」

等と言われる事もあるのですが

実は「人件費が省ける」と言う長所をはるかに上回るほどの短所が

このローラー塗装にはあるのです

「ローラー塗り」と「ハケ塗り」では

塗料の密着度に大きな開きがあります

下の写真は屋根の塗り替え工事の時に撮った物ですが

前回の塗り替えから3年足らずで既に大きく剥離しております

塗装方法はローラー塗りです(ローラー目でそれと解ります)

もっと注意して見てみると雪止めをさかいに

上下の剥離の度合いが大きく違う事が解ります

(雪止めから下は一箇所も剥離していませんでした)

写真では解りませんが

雪止めから下を「ハケ塗り」上を「ローラー塗り」にしています

(現物を見るとそれぞれの目が顕著に出ています)
untitled
「職人だったらローラーに頼るな」

「刷毛で擦りつけるように塗らないとネタの食いつきが悪いぞ」

これは父親の言葉ですが

これほどの違いが出ている現場も珍しいでしょう
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