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見積価格「ここだけの」お話

元請け業者から見た「良い塗装業者」とは

大手リフォーム関連会社にとっての良い下請け業者とは

自分の会社により多くの利益をもたらしてくれる業者のことであり

それは仕事が丁寧であったり、腕が良かったりとか言う事とは

次元の違う所にあります

例えば下請け業者が元請に対し

「この施工プランでは、この家のこの部分は数年と持たないから、塗装方法を変えたほうが良い」

或いは

「次の工程に進むためには最低でも1日待たなければだめだ」

等々

元請の監督は下請けからのこのような進言を極端にキライます

なぜならそれは会社の利益を損なうことにつながるからです

引いては部下である下請けを意のままに動かせない

と言う自分の評価、成績、その他もろもろの理由
 

これを承知で意見を述べたり、規定外の施工をした場合

その下請け業者は「ブラックリスト入り」となり、次からの仕事を失うことになります

このように施主の利益と元請の利益

必ずしも一致するとは限らない

と言う事が多々あるので、大手のリフォーム会社に発注する時は

十分な注意が必要です

もし彼らが

「うちの会社は優秀な下請け業者をたくさん抱えていますから、

安心して工事をお任せください」

と言ったとしたら、それは

「我が社により多くの利益を与えてくれる「優秀な下請け業者」

だと理解して下さい

なにしろ下請け塗装業者にとってのお客様は

施主ではなく、上司である

大手リフォーム業者だと言う事を理解していただければ幸いです。

施主から見た「良い塗装業者」とは

施主にとっての良い塗装業者とはどのような業者のことを指すのでしょうか?

先ず思いつくのは、「仕事が丁寧なこと」

おそらくこれだと思うのですが、果たして本当でしょうか?

仕事が丁寧かどうかどこで判断するのでしょうか?

たいがいの方は昼間は仕事に出かけていて留守で

帰って来るのは私たちが現場を去った後です

そこで施主が判断できるのは、工事の進捗状況だけで

仕事の丁寧さではありません

その仕事が丁寧かどうかを判断できるのは、施工した職人と同じか

或はそれ以上のレベルの職人だけで、もし施主がその時点で

「この塗装業者はいいかげんな仕事をしているな」

などと思うようでしたらその業者は、余程ひどい業者だと言わざるを得ません

ご存知のように塗装と言うのは

車やテレビを買うのとは違います

物を買う場合はそれぞれのスペックを調べ

手に取り、見比べ、判断することが出来ます

しかし建築塗装と言うものはそういう訳には行きません

では何を持ってよい業者と言うのでしょうか

皆さん胸に手を当てて良く考えて見てください

それはひょっとして値段の安さではないでしょうか

私を含め、たいがいの人はこの値段が安いということに対し

大きな魅力を感じるのではないでしょうか

そこそこの仕事をしてくれれば安い方が良い

しかし

「堅実な仕事をしてそこそこの値段であれば申し分ない」

どうでしょうズボシではありませんか?

堅実な仕事でそこそこの値段

はたしてこれが両立するでしょうか?

とても難しい事ですが実はこれを両立させ得る方法が

1つだけあります、興味がある方は

 「塗り方の色々」の「作業効率の限界を求めて」

をご覧になってこの項の続きに下さい。

塗装工事を工務店に頼む場合

大手塗り替え業者や大手のリフォーム会社などが

自分たちで出した見積書から仲介手数料を差し引き

「これでやって下さい」

と下請けに出すのに対し、町場の工務店は

出入り業者に見積もらせた価格に

手数料を上乗せして施主に提出します

大手に対し仲介手数料が低いのはナゼかというと

そのような町場の工務店はその行為自体で

店の経営を成り立たせようなどとは考えてはいないからです

工務店の収入の主体はあくまでも「大工仕事、木工事」です

このように見積書の内訳が施工者本位の内容になっているので

施工者も無理のない理想的な仕事が出来る事になります

しかも地元に根付いた工務店は

やはり下請けにも地元の業者が多く、付き合いも長いので

お互いにいいかげんな事は出来ないという

いわゆる、良い関係が出来上がっています

それに比べ大手の下請け業者が

遠方の他県から来たり、自社の看板をマグネットシールで隠したりしているのは

いったいどうしたことでしょう

大手リフォーム業者に頼む場合

に業界大手と言われるような所は

大きくなり過ぎたが故に抱える、数多くの社員を

養って行かなければなりません

しかしこれら社員の大多数は

自ら利益を生み出す訳ではなく

その収入のほとんどを監督料と言う名目の

仲介手数料(マージン)に頼っております

某大手などは今年度の売上で業界トップに踊り出ました

おまけに利益率まで業界トップということです

利益率が業界トップと言うことは

仲介手数料のパーセンテージがトップということです

この様な大手の業者は40%以上の仲介手数料を取ります

しかしこれは競争の激しい都心部であって

地方都市になると、な、な、なんと!50%以上という報告もあります

ただ単に

「テレビで宣伝」しているから

CMに「有名人を起用」しているから

「検索で上位に出た」から

「評価がたくさん入っている」からという理由だけで

これだけの金額を払う価値があるのでしょうか

実際に施工するのは有名俳優でもなければ、そこの社員でもありません

どこにでも居るごく普通の塗装業者です

そして問題はこの先です

彼らが適正な見積価格に自分たちの取り分「仲介手数料」

上乗せしての工事価格でしたら何の問題も生じないのですが

そのような事をしていては当然

同業他社との価格競争に勝てません

そこで彼らがどうするかと言うと

自分たちの利益はしっかり確保しておいて

下請けに発注する額を削っていきます

そこで下請けが最初にとる手段は人件費の削減です

それが一番手っ取り早くしかも効果的だからです

「工事価格の大部分は人件費です」

つまり職人の採用を取りやめ職人と呼べないような人間

或はフリーターまたは外国人を採用します

その様な人たちを差別するつもりは毛頭ありませんが

当然のことながら

仕事のレベルははるかに落ちます

そしてその上でまだ足りない場合に

最終手段として手抜きが行われます

この類の手抜きは巧みに行われ、工事が終った段階では

例え私がそれを見たとしても

どこで手を抜いたのかを見抜くのは難しいことです

「難しい」と言うか正直

「分かりません」

当然の事ですが、たまに現場に来て指示を与えているような

元請の監督などに分かる筈もありません

施主が1日中そばに付いていて監視していれば別ですが

そうでない場合はこれを見抜くのは、「ほとんど不可能」です

ちなみに現在首都圏で営業を拡大している某大手などは

その求人広告に

「未経験者大歓迎、月収60万以上可能」

等というとんでもない広告を掲載しております

彼らはこの様にして集めた素人に

いったい

何をさせようというのでしょうか

またこの会社はそのホームページにおいて

「大手塗料メーカーとの大胆な交渉の末

「中間業者を省き通常卸値の3割程度と言う

驚異的な低価格で材料を仕入れる事に成功」

等と高らかに謳っておりますが

彼ら自身が

「最大最悪の中間業者」

だと言う事を

まったく理解していないのが、不思議と言えば不思議です

塗装店に直に頼む場合

塗装店に直に依頼するパターンで一番問題なのは

あなたが御自分で施工業者を選ばなければならないと言う事です

この項の他の発注方法では

仲介人が既に業者をふるいにかけて居るのに対し

あなたがそれをしなければなりません

当然数社から見積りを取る事になると思いますが

いったい何をもって選択の基準とするのか・・・?

見積価格?

違います

一番重要なのは、工事責任者が

自分がやろうとしている工事の内容を、どれだけ理解しているか?

と言う事です

重要な事は

「施工価格は最後まで業者選択の基準にはしない」

と言う事です、さていよいよ見積書を見る訳ですが

その時は必ず見積者にも同席してもらうようにしましょう

見積書には工事に関わる情報は

最低限しか書かれておりません

疑問に感じた事は逐一、見積者に聞いて見ましょう

そして、ここで大事なのはあなたが十分納得

或は理解できる説明をしてくれるか否かです。

私だったらどこに頼むか

手前味噌の様ですが、やはり

個人営業でやっている規模の小さな店が良いかと思います

もちろん地元での実績は必須です

具体的に言うと親方も含めて2,3人で

仕事を回している店がベストでしょう

大所帯でまわしている店がなぜあまり良くないのか?

こういう所は大体チームを組んで仕事をします

12人くらいの店だったら1チーム3人で4チーム

4チームのそれぞれに1人のリーダー

合計4人のリーダーが必要になります

そこで皆さんに質問です

「3人に1人の割合で仕事を完全に理解してる人がホントに居るの?」

その逆は普通にあります、この世界はね。

しかも仕事ができる人はさっさと独立してしまいます

つまりチームの力にはバラつきがあり実際には

どのようなチームが回されてくるか分からない

と言う事です

それでは

「個人営業の町の塗装店の、どこを見て選べば良いのでしょうか

私は自分だったらどうするか

と言う観点から探って見ました

御自宅の塗り替えをお考えになっているような方は

ある程度の年齢に達しているだろうし

それなりに世間も広いはずです

勤め先の人間、友人、親戚、町内の知り合い、奥さんのお友達、等々

その中から以前塗り替えをした事のある人を、ピックアップして見ましょう

必ず何人か居る筈です

その中から大手リフォーム会社または大手塗り替え業者による施工を除外します

その理由は前項でもご説明した通り

「中間搾取」が酷過ぎるからです。

残った中から自宅からなるべく近いところ所にある業者を選びます

何故かというと、その後何か問題が生じた時に

すぐに対応してくれる可能性が高いからです

どうでしょうあなたは何社残ったでしょうか?

何社か残った人は施主にその業者の事を聞いて見ましょう

例えばその作業態度や人柄、仕事振りなど

そしてここでまたふるいにかけます

しかしこの時、施工価格に気を取られていてはダメです

前項でも書いた通り、重要な事は

「施工価格は最後まで業者選択の基準にはしない」

という事です

そして最低でも2社は必ず残しておいて下さい

さて2社残ったとしましょう

早速その2社に見積を依頼する訳ですが、その時には必ず

「~さんの紹介で」

というフレーズを入れるようにして下さい

小規模で運営しているような所は飛び込みの客を

とかく警戒しがちです

さていよいよ見積書を見る訳ですが

その時は必ず見積者にも同席してもらうようにしましょう

見積書には工事に関わる情報は

最低限しか書かれておりません

疑問に感じた事は逐一、納得出来るまで

見積者に聞いて見ましょう

ここで大事なのは

あなたが十分に納得、或は理解できる説明をしてくれるか否かです

そして施工者(見積り者)が仕事に対し明確なビジョンを持っているか、否か

「工事の事はうちにお任せください

必ずや納得の行く施工をして御覧に入れます」

等、質問とかけ離れた答えしか出来ないような業者は問題外です

早々にお引取り願いましょう

どちらに発注するか決めるのはあなた次第ですが

どちらに発注するにせよ良識ある人間の礼儀として

発注しなかった方の店にも断りの電話ぐらいは入れるようにしましょう

それでは御健闘をお祈りいたします

飛び込みの営業に頼む場合

絶対に頼まない方がいいです!

まだ独立したばかりで、仕事を見つけるために

「真摯な気持ちで」

営業をしている若い人もいますが

悪徳業者との区別をつけるのは非常に難しいと思います

また

「屋根の瓦がずれています」

「屋根のサイディングが割れててます」

↑この手合いは無視して下さい。

最後に

昨今、色々なリフォーム関連会社の広告を目に致しますが

この中で塗装に関しての仕事を正確に把握、もしくは正しく

理解している施工者が果たしてどれくらい居るのでしょうか?

この不況の中、粗悪なセールスが各所で暗躍しているようですが

私の所にもそのようなトラブルに遭われた方からの問い合わせが

以前にも増して多くなっております。

話を伺いますと確かに業者の責任もありますが

多々、施主の無知によるところも否定できなく

塗装工事に対する施主、そしてもちろん施工者自身の意識の向上を目指し

このホームページを立ち上げました。

当然の事ですが施主は塗装に関しては素人です

黒い物が白くなれば綺麗になったと言って喜んでくれるでしょう

しかしそれで満足していてよいのでしょうか?

はたして他のプロが見ても満足の行く結果になっているでしょうか?

この種の仕事はこだわればこだわるほどそれに対する利益は薄くなって行きます

それに対しリフォームの仲介業だけで上場されているような企業もあります

彼らがいかなる策を弄して利益を上げているのか良く考えて見るべきだと思います

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