着色時のトラブルで一番厄介なのが この「ボンド」でしょう 着色前から解るのもあれば 塗って初めて顔を出すものもあります 右はボテッと落ちたボンド 左は拭き取られたボンドです 板はシナベニアです
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何も処置を施さず施工すると ボンドの跡がこの様にハッキリと現れてきます
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さてさてどうしましょう? 先ずは簡単な方から始末をつけていきましょう
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御存知とは思いますが この様なボンドの跡を ペーパーでゴリゴリと擦ったりしてはいけません どうにもならなくなります
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この様に盛り上がっているところは 切れ味のいい切り出し小刀を使います
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ポイントは切れ味の良い小刀を使う事です これで薄皮を剥がすように削り取っていきます
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次に使うのはノミです 切れないノミを使うと生地が締まってしまい 色が付きません
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ボンドの稜線がボケるまで ノミを立てて削ります これくらい削れていれば十分です
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ステインを適宜塗りつけ ペーパーで軽くこすります。使うペーパーは150から240番くらいかな? あまり荒いペーパーを使うと今度はペーパーの跡が付いてしまいます。
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次は少し広範囲に塗りつけます 同じようにペーパーでこすります (様子を見ながら広範囲にね、これはセンスね)
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最後にウエスで吹き上げます
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どうでしょう? ここに書いた事はあくまでも基本です むやみにペーパーで擦らない事 或いは切れ味の良い小刀を使う事など (刃物類は自分が納得の行くまで研ぎ上げる事) また方法もこれ一つではないでしょう 汚れの種類や汚れの程度など 状況が違えば施工方法も おのずと変わって来るはずです 大切な事は失敗をたくさんする事です その失敗は必ず次へのステップになります 失敗を積み重ね 自分なりの方法を確立して見て下さい